本日は裏千家の初釜。

裏白や橙等、お花をしていると必ず使います。

今日ご紹介するのは、裏千家でお正月に床の間に飾られる『蓬莱山荘』。お茶の先生の床の間に飾られてました。

①三宝に奉書を四方に垂れるように敷き、洗い米一升五合<一生繁盛>を海に見立ててて敷き詰める。
②譲葉(ゆずりは)を前後左右に4枚置く。譲り葉は新しい芽が出てから初めて古い葉が落ちる。新しい芽が付くまで木に留まって次世代に譲る意味がある。
③島(蓬莱山)に見立てる為、胴炭二本と和胴炭で山<島>を作る。その上に、昆布(喜ぶ)と長熨斗を乗せる。更にその上に、干し柿を櫛に刺した物を、柿は少し動かして 左右に2個づつ真ん中に六個としたものを乗せる<夫婦円満仲睦まじくの意>。その上に橙(だいだい)を乗せる<代々家が続くように>
④更に正面にホンダワラを乗せて蒸した伊勢海老を 真後ろに焼いた鯛を乗せ箸をつける。これは全ての物が 取り敢えず八寸の意味がある。即ちこれで一献の意味がある。故に箸を添える。そして飾りに四隅の梅干しや昆布、勝ち栗、数の子を乗せた小皿の下に裏白を敷く。<裏が白い:心の裏まで白い、あるいは共白髪まで等諸説あり>

素晴らしい飾りを眺めながらの初釜、今年もお勉強にもなりました。

お濃茶の時の菓子「花びら餅」
茶の湯菓子処 源太 さんのもの。

東京で一番美味しいと言われているそうです。

薄茶のお菓子は笹屋伊織の干支打ち物と有平糖。

今日 お薄をいただいた時の器「織部」

こちらは陶芸家 利茶土氏の器。和でありながら、遠目で見るとクリスマスツリーとサンタに見えた心温まる器でした。

ブランシュは和のお花も得意とします。
お花をやる上でお茶のお勉強は欠かせないものだと思います。

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